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コメント

加々美直史

そうですか。自己破産したんですね。
ポストゲノム研究所とは前職て少しだけ関わりがありましたが、無細胞の技術が市場のニーズとマッチしていなかったというのが単純な敗因だったと思います。前職でも同等品を販売していましたし、僕自身も研究者として同等品を使っていましたので、ポストゲノムの技術の根本的な限界は理解しているつもりです。
例えばアメリカであれば、大腸菌の無細胞など使わずに、バキュロでハイスループットに蛋白を作っちゃうんですよね。
一方でラボを持って研究員を雇っていると、10億なんてすぐに吹っ飛んでしまうでしょうね。ラボの経費が凄いというのは、僕が前々職で関わっていたビジネスでも痛感しました。
もし会社を存続させるのであれば、5年ぐらい前に無細胞に代わる技術を導入しておくべきだったと思います。またタンパク質解析技術、精製技術が飛躍的に発展しましたので、解析を行うのには量が必要なくなったんですよね。つまりポストゲノム研究所の技術の長所が無用の長物になりつつあった。そのかわり、質が重要になります。膜蛋白や細胞外蛋白のフォルディングと修飾をしっかりできる技術であれば、発現量や純度などはこだわる必要がありません。そういう技術に方向転換をしていくべきだったと思います。
まぁ、僕の個人的な意見ですけど。

Takesi

加々美さんコメントありがとうございます。
おっしゃる通りで、5年前にさまざまなアプリケーションの充実や、違った仕組みのたんぱく質合成技術を展開させるなど、たんぱく質発現の総合デパートのような立ち位置を作れていたら、面白い会社になったのでしょうね。
ですが、社長が夜のお仕事にうつつを抜かすようでは、そんなサービスは夢のまた夢なんでしょう。

加々美直史

まぁ、いろいろな技術に多角化するべきだと言ったものの、それがうまく出来なかった戦略的・政治的な環境も察しがつくので、社長のせいばかりにできないかなとも思います。

例えば他の技術に軸足をシフトしようという議論が行われたとしても、無細胞以外の技術では所詮は10番手ぐらいでしかないので、ポストゲノム社としての競争力や独自性が無いと判断したのかもしれません。また、無細胞の技術を開発した大学の先生との関係を悪化させることを心配したのかもしれません。

そもそものポストゲノム社のビジネスプランは、おそらく無細胞の技術に完全に依存していたのでしょう。無細胞の技術がポシャったとしても生き残っていけるような細かいノウハウの蓄積や、筋肉質な組織作りを怠ったのではないかと思います。

僕が前々職でやっていた受託研究ビジネスでも、結局は使用している遺伝子解析キットの優位性に依存したものにしかありませんでした。そして使用しているキットよりも優れたものが市場にあふれるようになったら、全く鳴かず飛ばずになってしまいました。

僕はこういう経験から、会社の存続に大切なのは独創的な技術やビジネスプランではなく、日常的なオペレーションであると考えるようになりました。効率よく日常の業務をこなしていっているか、日々顧客に感動を与えることができるか、イノベーションを奨励するカルチャーが作れているか、優秀な人材を育てられているか。こういうことの方がよっぽど大切だと思っています。

情報が無いので想像でしかないのですが、ポストゲノム社は無細胞技術に完全に依存して、会社自身を良くすることを怠ったのだと思います。そしてそれは必ずしも社長だけの責任ではなく、大学で生まれた技術を製品化することを使命とする大学発ベンチャーの宿命かもしれません。

取引先1

破産の原因は2005年頃の積極投資かな。IniTIA大規模シークエンシング事業で4-5億近くつかっちゃったからなあ。そこの無細胞は悪くはない系だったと思うが。

Takesi

>取引先1さん、
IniTIAにそんなに使っちゃったんですね。
事業が分散したのも一つの原因でしょうね。

健

破産する直前まで投資の勧誘を受けた、これは刑事事件です、皆さんそう思いませんか?

角さん

>建さん

これは所謂、未公開株の無資格の販売ですね!

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